株式会社トアセイコー <BCP=事業継承計画>

「震災時にこそ供給をとめないこと」

株式会社トアセイコー は製造業の職責を以ってこの事をお約束させて頂きます

 

1995年1月17日 兵庫県を襲った阪神大震災は婦人靴製造の一大拠点基地である神戸市長田区にも甚大なる被害をもたらしました。株式会社トアセイコーが操業していた神戸化学センタービルも建物2階部分が倒壊し継続して使用する事が不可能となりましたが、幸いにも製造業の命であるべき製靴機械と従業員に被害はありませんでした。

製靴機械の搬出の為の重機クレーンの確保と移転先を見つける事に東奔西走、震災から約2週間後の1995年1月30日に全壊工場から製靴機械を搬出、翌日1月31日には新工場への移設を行い、そして被災から1ヶ月経たないうちに仮稼働をする事が出来ました。その際に大きなカギになったのが人的・物的資源が健在であった事が挙げられます。

 

人的・物的資源を守る

現在の本社においてもこの教訓を活かして、製造機能は建物3階部分に設置し津波の際に水害から守る対策をしております。

 

予備製靴機械一式の保持 及び 安全な輸送ルートの確保

更には地震により本社製靴機械に甚大なる被害が生じても製造不可能に陥らないように、2014年9月に予備製靴機械一式を本社より100Km以上離れた京都府与謝野町に移設、本社の製靴機械が使用不能に陥った際には、倒壊の恐れのある高速道路を使用せず一般道で速やかに本社に移設出来る事から、48時間以内の再稼働が理論上は可能になりました。更には本社建物に甚大なる被害があった際には現地での仮稼働も可能なスペースを兼ね揃えております。

 

製靴機械搬入の様子

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京都府与謝野町で待機する製靴機械

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移設ルート

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